自然・・・人工
果たして自然の対義語は人工なのか?
自分はそうは思いません。
人工とは、人間が創り出したモノを指しますが、
そもそも人・・とは、自然の一部ではないのか?
という見解です。
49億年という途方もなく長い地球上の歴史の中で、
生命体は生まれ、その延長上に我々人間も存在してます。
やはり、人も自然が生み出した産物ですし、
自然そのもののはずです。
人が自然を破壊する・・・という行為は、
実は 自然 対 自然 のやりとりに過ぎない。
ライオンがシマウマを襲う行為とそう変わりは無い。
違うのは、他の生物より【欲】が異常に強い・・ことでしょう。
人は自らの生命に危機を感じなくとも、
私利私欲の為、他の生命体を破壊します。
しかし、それもまた人という生物のひとつの特徴に過ぎません。
結果・・・人の行う行為も全て【自然】である。
・・・・・・・・・・
話が横道に反れ・・本題が見えなくなってきましたが、
人も自然の一部である・・・という認識を今以上に自分に言い聞かせることができれば、
人のすることの大半は許せる・・・ということになります。
地震や津波、雷、大雨、強風・・・その他もろもろ、
自然災害に対して、人は無力です。
ただただ・・・その事実を受け入れて、生きていく他、術が無い。
誰も、自然相手に報復もしなければ、怒ることもなく、訴えることもしません。
かなり、無理やりですが、
人が起こす様々な日常のトラブルも、
自然災害だと思えば、諦めが付くように思えます。
コイツ・・とんでもないな・・と思っても何も生まない。
言っても、話合っても、怒っても・・・どうにも解決しない人っているものです。
しかし、その人が起こしていること・・・それは、自然なのです・・雨や雷程度です・・
傘を差して凌ぐか、場所を離れるか、ずぶぬれになるか・・・
ソノ程度です。
なんとなく・・・今、そんな境地です。
あくまでも他の生物と同列の、学名「ヒト」。
それはエゴのかたまりでもあります。
彼等と接していくのは容易ではないけど、自分を映す鏡を覗いているような気もします。
理不尽な自然の中にこそ、真理は存在しているのだと。