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モノ作りとは・・・
文書のアーカイヴを整理していて、

2年前のものが出てきた。

アップしているものと

してないものが混在しており、

埋もれているものが多い・・


・・

これは、タッキーことtakazawaシェフと

2daysコラボの時に、

記念Tシャツを作るので、

何か簡単な文書を書いてほしいと言われ、

1時間ぐらいで作ったもの。


・・・


料理人には、大きく分けて2種類のタイプが存在する。

アーティストと職人

例えば、【職人】であれば、江戸前の鮨職人のように、

伝統の中で磨かれた卓越した技術を駆使して、

明確なゴールを目指し、ひとつの作品を作り上げるのが、それに当たると思う。

それは、様々な料理のジャンルで同じことが言える。

伝統的な方法論に裏付けられた【確かな技術】を継承していくのが文化であり、

そして、それによって導かれる【確かな味】を守り抜くのが職人の使命でもある。

それは、師から弟子へ愛情と厳しさを持って受け継がれるもの・・・

・・・

おそらく、我々フタリの存在価値は、そこにはない。

フタリは、同じくして師を持たない・・・

フタリは、同じくして伝統に背を向け、破壊する・・・

そして、内なる光に目を向けて、新しい扉を開きたいと渇望し、

たとえ失敗がそこにあっても、人と同じ道を拒絶し、

人と違う価値を創造しようと挑む。

我々がもっとも愛すべき言葉は【独自性】

そして・・・【創造性】

オリジナリティーにこそ、我々の存在意義がある。

・・・

料理とは、アートではなく【食事】という、ありふれた日常の一部である。

その日常に、我々は挑戦し、【非日常】を描きたいと強く願う・・・

インスピレーションや奇抜なアイデアのみで、

人が食べて【美味しいもの】など作ることはできない。

そこには・・・卓越した技術と知識が必要とされる。

食材への探求心と愛情も不可欠であり、

また、食べ手への優しさなくして、本当に美味しいものなど作ることができない。

【アート】のように映る・・料理を作るには、

そうした背景も同時に求められるものだ。

それは、実は【職人的】な要素であったりもする。

・・・

長い前置きは、ここに繋がる・・・

我々フタリの出会いは、そうした【価値観】の中で、

【言葉】を超えて、何の説明もなく、

突然始まった・・・

それは、電波のようなものである。

ごく稀な周波数の弱い電波であって、

普段は、何処の誰とも【繋がる】ことがないのだが、

お互いが、同じタイミングで受信することが出来た・・・

我々が信じる【感性】というのは、

すべて、そういうことである。

【感性】に説明は、不要である。

今回のコラボレーションも同様に、

説明を超えて、いろいろなカタチのない【何か】を

感じて頂けたなら、

フタリにとって成功と言えるのかもしれない・・・

BY Makoto Ishii







・・・

こうして今読むと、

迷いがなく、

歯切れがいい。


当時を覚えているが、

実際は、取り掛かってから

10分程度で出来た文書で、

直しすら入れてない。


思考と出力が同時だったと思う。


普段文書を書くときは、

書いてから寝かせるのが鉄則で、

長い時は3年とか・・・


一瞬で書き終わるが、

人に見せれるようなものじゃないことが多い。




この時は、珍しく人に依頼されたので、

集中力が違ったな・・と改めて感じる。




何事も時間をかければいいというものじゃなく、

【集中力】こそが、

大切だというひとつの事例。





ただ、言えることは、

【寝かせる】

という作業も同じぐらい大切なことで、

また、

【削ぎ取る】

という作業も、

同様に欠かせない作業だ。







モノ作りとは、

全てそういうものだと思う。





 
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