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頑張らない主義












最近、よく【頑張ってますね】とか言われたりする。


コレは、社会におけるごく普通の挨拶です。

だから、フツウの人は、この言葉に過剰な反応はしないでしょう。


しかし、私は偏屈なので、

こうした言葉も流さない。


そもそも、頑張るってナニ?


努力ってなんですか?


人間は、何か勘違いしているのかもしれない・・・




・・


ある生物がいる。


例え話しは、別になんでもいい。


例えば、鳥。


小さな小枝や枯草などを集めて、

せっせせっせと巣を作る。


例えば、蟻。


働きアリは黙々と、小さな体で、

地面を掘って、大きな巣を作る。


これは、頑張っているのだろうか?

これは、努力の賜物なのだろうか?


いや、別に何も頑張ってなんかない。


本能であり、習性だ。


生れ持って、そういうプログラムがインプットされており、

その指示に従って、プレセッサーは、そのプログラムを遂行する。


・・


ヒトとて、特別なんかじゃない。


同じ【生物】だ。




我々も、生れ持って、個々様々な他人と異なる【特徴】がある。


欲の深い人もいれば、

あまり無い人もいる。


大きい人もいれば、

小柄な人もいる。


几帳面な人もいれば、

だらしない人もいる。


それは、その人の特徴であり、そういう性格なだけ。


実は、長所でも短所でもない。


そんな見方をするのは、人間ぐらいなものだ。


社会生活を営む上で、

有利であれば、長所と評価されるし、

不利であれば、短所の烙印を押す。


・・


頑張っている【鳥】なんていない。


頑張っている【ネコ】もいない・・・


生きることは、頑張ることではない。


・・


ある欲の強いおっさんがいるとする。


彼は、女にもてたいし、優雅な生活もしたい。


金持ちになって、

いろいろなことを自慢したい。


仕事で成功して、自己を高く評価されたいとも思う。


彼は、その【欲】を手にする為に、

猛烈に仕事をした。


彼は、そこそこ二枚目で、そこそこ頭もよい。

しゃべりも上手で、愛想もよい。


そうした資質も助けになり、

仕事は、順調に業績を伸ばした。


彼は、お金持ちになった。


世間の評価は、彼の内面にある【欲望】ではなく、

彼の外側に見える【結果】だった。




そう、世間は、皆こんな風に彼を誉める。


“あの人は、努力家で、とても頑張っているよね”・・と。


間違ってもないが、

正しくもない。


たまたま、そういう性格に生まれた人であるだけです。


別にその人は、世界平和の為に、

自分を犠牲にして、

寝る間も惜しみ、働いたわけじゃないです。




単純に自分がしたいことをしただけの結果です。

しかも、自分の欲を満たす為に。


そう・・ごくごく普通のことです。


・・


人は何故だか、そういう人を見て、

【頑張っている】と言う。


逆に、

片田舎で、自然と共存し、

ごくごく普通に生活している人に対しては、

賛美の言葉を贈らない・・・




・・


この世の中の価値や視点は、

経済活動でしか、評価されなくなってしまったのか?




そんな評価基準だけで、人の価値を推し量る今の時代、

社会性や創造性、生産性の欠落した性格に生まれた時点で、

【敗者】として、生き続ける宿命が待っている。


少なくとも、あと数十年、このシステムは変えようがない・・

これは、非常に残念なことだと思う。


・・




本来、我々が存在する【自然界】において、

【頑張る】も【努力】も必要ない。


何億年の歴史の中で、

粛々と循環し続けているだけ。




如何にして【生きるか?】というテーマは、

人間にとっては、大切なことなのかもしれないが、


少し、視点を変えて、

そもそも生きることに意味を見出すこと自体が意味が無い・・という

捉え方も必要だと思う。


人は、いつの間にか無意味な争いや競争に巻き込まれてしまった。


生きることが、いつしか、

見知らぬ誰かと争い合う事にすり替えされていることに気づかぬまま・・・




・・


この世に生まれて、

意思も持たぬまま、

勝手に誰かの都合で決めた、

訳のわからない【レース】に

誰もが、勝手にエントリーされているようだが・・

私は、自分の意思でハッキリとエントリーしないと決めている。





自分は、頑張ることもないし、

努力もしないだろう・・・





ごくごくフウツに、

自分が守るべきものを守り、

置かれている責任と義務を果たし、

興味の示すことをする。




それは、頑張りでも努力でもなんでもない。




もし、それで生き残ることが出来なくなれば、

それが、自然淘汰だと受け入れ消えるだけのことだ。


身の丈に合わぬことをすれば、

いずれ無理が生じる。


身の丈に合わせた結果、滅びるなら、

個体として、滅びる運命にあっただけのこと。




自然とは、すべてそういう原理によって成り立っていると思う。

 
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