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対話





対話とは、

言葉を超えたコミュニケーションだ。


会話とは違う。


自然とは、会話は出来ないが、

対話は出来る。


自分にとって、料理というツールは、

本来、そういう意味で用いていた。





会話という手段は、ある目的を達成する為には有効な手段だが、


真実を伝えるには、あまりに野暮だし、

あまりに余計なノイズが入りすぎる・・・





会話は、ごまかしで溢れているが、

対話には、ごまかしがきかない。


・・




人生において、

もっとも印象的で、感動的だった料理・・

いや、空間は、


いずれも、

味や見た目ではなく、

作り手との【対話】である。


料理には、視覚、嗅覚、味覚があり、

そして、感覚がある。

その全ては、

目に見えないような小さな物質の集まりだ。


その小さな細胞レベルのものに、

【意思】を与えているのが料理人である。


あるレベルの料理人は皆、

そこを知っている。


最後に極めるのは、間違えなくそこだ。




そこをよく知っている料理人は、

言葉など必要ない。


料理だけで、言葉なんていう【ノイズ】より遥かに、

精度の高い情報を食べ手に伝えることが出来る。


それは、真実でしかない。


僕は、そういう料理人を数名知っている。


それは、経験や技術ではどうにもならない。


残念なことに、それはセンスでしかなく、

人間性でしかない。


そういう人は、とても早い段階で、

料理の極意が最終的には、そこであることも

知っていて、細胞に命を宿すことができる。




だから、本を読んでも、

ルセットを紐解いても、

出来ない人には、何もできない。





とても、残念な話だが、それが事実だ。

 
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