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生態系







生物の最大のミッションは、種の繁栄だろう・・・
 
ありとあらゆる生物に同じことが言える。
 
全ての生物は、その同じミッションがプログラミングされている。
 
・・
 
人間という種は、種として奇形なのか?
 
それとも、進化してそうなったのか?
 
そうなった?というのは、
 
自らの意思で、種を残さないという選択をする人がいるからだ。
 
勿論、事情により残せない場合も含む。
 
いずれにしても【奇形】である。
 
それは、大きく【生物】としてとらえた場合の話。
 

・・

 
こういうことを書くと、例えば芸能人のブログであれば、
 
すぐに【炎上】する。
 

 
言葉の一端のみを切りとり、
 
非難が殺到する。
 
 
馬鹿な話だ・・・
 
 
前後の文をよく読めよ・・と言いたくなる。
 
 
文書の読解能力がないことを棚に上げて、
 
他人の発言を非難する暇な人たち・・・


 
・・

 
このブログも過去に2度ほど炎上してるが、
 
概ね似たようなことが原因だ。

 
読解能力が無さ過ぎて、
 
反論する気にもならない・・・
 
 
ここでまた、キワドイことを書くと、
 
面倒が起きそうだが、今となってはどうでもいい。


 
・・

 
話しが反れたが、最近、十勝にある湖水地方にいってきた。
 
ここの生態系に魅了された白井先生は、6年前から
 
家族とともに移住し、この地でチーズを作っている。
 
僕はその先生と繋がり、アドバイスなどもしているが、
 
むしろ、いつも色々なことを教わっている。
 

 
氏の事務所へいくと、膨大な量の植物などに関する書物が山積みになっており、

窓からは、十勝湿原が一望でき、なんとも眺めがいい。

それら全てが自然界への造詣の深さを物語っているようだ・・・
 
・・
 
湿原を案内されながら、行く先行く先で、いろいろな話をしてくれる。
 
今回面白いと思ったのは、湿原の植物の多様性についてだ。
 
植物というよりも、生物といったほうがいい。
 
多様性の中には、動物や昆虫の多様性も含まれ、その密接な関わりがあってこそ、
 
植物は多様性に富んだ生態系を作るのであって、
 
植物だけで完結するものではない。


多様性に富んだ生態系は、

一度出来上がってしまうと、

他の生物がなかなか入り込めない。


大きな環境変化や人による破壊がない限りは、

少しずつ変化はするものの、

一定の循環を繰り返しながら、

成長していく。


ここの十勝湖水地方には、

沼のような水源が、いくつも存在している。


さほど距離を置かずに点在しているのだが、

それぞれの場所ごとに、他とは異なった生物の群生を形成しているのが、

なんとも面白い。


素人の私が勝手に思うに、

それだけの距離感しかない水辺なら、

似通った生物が群を構成してそうなものだと思うが、

どうやら違うらしい・・・




そういう視点から見ても、

この地区の多様性というのが垣間見れる。


 
・・

もうひとつ面白い話があって、

あちこちにある沼には、

ギリギリまで近くにいくことの出来る
 
【道】がある。それは、人が作った【人工物】だ。
 
 
道を作るということは、道の周りの生態系は破壊される。
 
破壊されたことで、生態系の中に【隙間】が生まれる。


先に述べたように、通常は何かない限りは、

他の植物は、介入できない生態系が出来上がっているので、

新規参入を狙うやつらにとっては、こうした出来事を見逃すわけがない。

 
そうして出来る【隙間】を待っている植物というのが存在するのだ。
 
 
その代表格が笹である。
 
 
一度、笹に場所を譲ったら最後。
 
どんどん笹は、根を広げて生息域を拡大していく。
 
 
そうなってくると、今後は他の植物が生息できなくなってくる。
 
そういう仕組みになっているらしい・・・

 
まるで、ビルのテナントに入る風俗店のようなものだ。

 
ある人に、こんな話を聞いたことがある。


ビルオーナーがテナントを募集しても、なかなか良い店が見つからず、

耐えかねて、一度【風俗店】に場所を貸す・・・

 
一か所でもそういう店が入ると

まともなテナントが入らなくなる。


そして、ビル全体が、全て風俗店に浸食される・・とのこと。

 
 
この仕組みは、自然界のソレとなんだか似ている。
 
 


社会全体の仕組みも

自然界の生態系も、

実は、同じだ。
 
 




隙間という隙間を狙って、

自分の生息域を拡大しようと目論んでいる【生物】は、

どこにでもいる。







 
・・


 
自然界で、生態系を築く過程では、
 
様々な役割をもった植物が入れ替わり、立ち替わり、
 
それぞれの役割を果たしては消え・・を繰り返し、
 
群生として大きく成長していく。


例えば、土壌にリンや窒素が多く含まれているなら、

まずは、そうした成分を分解する生物がはじめに入植する。


誰かに指示された訳でもないのに、そうした生物がそこに入る・・・


一定の役割を終えたら、彼らは衰退し、

今度は違う植物がそこに入る。


強い日光を遮り、ほどよい日陰を作るのに必要な木々。

それにより、下草は成長に必要な環境を得て、

みるみると生息域を広げる。


それぞれの植物が種の繁栄を競い合いながら、

時に共存しあい、何も無かった空き地は、小さな林になり、

やがて森へと成長していく・・・


こうした営みが万事うまく機能すれば、

肥沃な大地となり、豊かな生態系を築いていく。


途中・・邪魔物が介入したり、

不測の事態に遭遇すれば、


笹ばかりに覆われた痩せた土地となる・・・





こうした自然界の仕組みも、

人間社会に同じようなこと言える。
 
 
国、地域、社会、会社、店、あらゆるコミュニティーで、
 
いろいろな能力を持った人たちが、
 
色々な場面、色々な時期に、それぞれの役割を果たしながら、
 
入植、繁栄、衰退を繰り返し、集団は変化していく。


それが上手くいけば、【成長】だろうし、

下手こけば、【破綻】だろう・・・





レストランを営むのも同じだ。


いろいろな能力を持った人たちが、
 
色々な場面、色々な時期に、それぞれの役割を果たしながら、

入社と退社を繰り返し、店は成長していく。




オープン間もない頃というのは、

例えるなら、荒れ果てた痩せた土地だ。


オープンスタッフは、差し詰め

その荒野をまともな土地にまで耕した【入植者】だ。


そうした【入植者】の苦労があって、

今、仕事がスムーズにできたりする。




しかし、なかなかそうした入植者の苦労は、

【今】の人たちに忘れられがち・・・







また、それも自然だ・・・。





一定の役割を終えた人たちは、

潔く、その場を後にする・・・





そして、次の役割を担う人たちに、

そのバトンを渡す。







自然界は、その循環を何億年も繰り返している。





人の社会だけが例外であるはずはない。





そうした認識のもと、

自分は、次に進みたいと思っている。





 
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