2月のメニューが更新されました。
2月1日の記事に
メニュー作りが前に進まない・・・と書いた、
1時間後ぐらいには、
このメニューは頭の中で出来上がりました。
結局、まだ早い・・・と断念し、
【言葉をデザインする】というテーマを諦め、
単純に【料理をデザインする】という方向にシフトチェンジ。
料理のメニューは、オフィシャルのwebで見ることができます。
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美しい料理を作ろう・・とか、
特に意識しないとこの前書いた答えは、
そこにあって、
ソレ自体をとれば、
特に難しいことではないので、
毎回、その部分は後回しだったりします。
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自分の場合、
今の自分が出来ることを
手がけても、
やはり強い達成感や意味を感じることができないので、
まだ見ぬ世界へ入っていかないことには、
なかなか前に進めないと思ってます。
しかし、今回新しい試みが1点あって、
それは、料理ではなく、写真です。
自分のパートナーであり、
プロカメラマンでもある、
松井猛とのコラボにより、
今までとは違う【絵】を表現できたと思います。
La Bulbe de lis, arôme lait d'amande
ユリ根:アーモンドミルクと・・・
Le KANBURI
寒ブリ:多彩な要素を散りばめて・・・
La Saint-jacque, carotte, pistache
ホタテ貝、人参、ピスタチオ
La Mer : oursin et crabe "KEGANI"
海:ヨードのフィルムで覆ったエゾ馬糞ウニと毛蟹、砂浜と波・・、
北海道の海をモチーフにして・・・
Le KINKI
キンキ:さっと火を入れて・・・
La Sébaste
ソイ:彩られた・・・
Le Porc et navet
純血黒豚と蕪
La Fraise
苺:放置された・・・
Le Chocolat
ショコラ:取り忘れたオーブンシート、関連性の無い目玉焼き・・・
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光により、浮かび上がった【素材】には、
新たな【生命】が宿ります。
美しい・・・と感じるのは、
色や構図のデザイン性だけではなく、
はやり、そこに【生きた素材感】がなければ、
絶対に美しいものへと昇華されません。
そして、
目と指先から出る、
素材に穴が開くほどの強い、
【気】を持ってして、
皿に表情を描くことができなければ、
その皿から【生命力】を感じることはできません。
ただ単に美しい皿を作るといっても、
実に様々な要素が必要だったりしますが、
それすらも、当たり前のレベルとして捉えて、
そこを超えて次のステージを見つけたいと思う、
今日この頃です・・・